
東京・渋谷。とあるオフィスビルの目の前に一台のキッチンカーが。
青い大きなのぼりに書かれた「アメリカンソウルフード ガンボ」の文字。
アメリカ南部ではメジャーな料理のひとつで、日本でいうカレーライスのような存在です。
あまり馴染みがないかもしれませんが、日本でも一部のアメリカ料理のお店などで提供されており、知る人ぞ知るメニュー。
そんな「ガンボ」をメインに掲げたキッチンカーが都内各地に出店しています。
その名も…
【HOMIES food service(ホーミーズフードサービス)】
“homies”は「親友」や「仲間」を意味する英語のスラング。
日本人にも親しんでほしい、気軽に味わってほしいというオーナーさんの想いが感じられます。
実は「ホーミーズ」のオーナーさん、数年前働かれていたカフェで知り合ってからのご縁で、そちらを退職されてキッチンカーを開業されたとのこと。
再会も楽しみにお伺いし、お話を聞きました!
「ガンボ」とは?

複数の食文化が融合し、アメリカ・ルイジアナ州ニューオリンズで発展してきた家庭料理。
具沢山の食材とケイジャンスパイスが絡み合った奥深く個性的な風味で、一度食べたらやみつきになるスープです。
アフリカの言葉で「ガンボ」は「オクラ」のことを指し、このスープの絶対的存在!
加えて玉ねぎ、ピーマンまたはパプリカ、セロリは必須野菜だそうで、
そこにソーセージなどの肉類、エビなどの魚介類、チキンストック、スパイスやハーブなどを組み合わせることで家庭それぞれの味に仕上がります。
これをライスにかけて食べるのが本場流!
アメリカでは数少ないライス料理なのです。

︎「ホーミーズ」では2種類のスープが用意されています。
チキンストックとブラウンルーのあっさりとした「ケイジャンスタイル」、
トマトにバター、小エビを加えたコクと旨味の「クレオールスタイル」。
肉類もケイジャンチキン・ポークベリー・ミートローフの3種類から選べ、それぞれライスにトッピングされる形です。
通常お肉はスープと一緒に煮込まれるのですが、これがホーミーズスタイル!
肉類は別で焼き、そこから出た汁をスープに混ぜることでガンボ独特の深みと味の馴染みを実現。
なんとこちらのガンボスープ、オイルを一滴も使っていないんです…!
食塩もかなり少なめで、ものすごくヘルシー。
シーズニングは自身でブレンドし辛味を抑えているので、お子様や辛いものが苦手な方でも「ガンボ」のおいしさを感じてもらえるよう工夫されています。
選べるスープやトッピングで気分を変えられるので飽きが来ず、リピーターも多く来店。
私も待ちきれない!とさっそく注文しました♪
ホーミーズスタイルのガンボライス

テイクアウトなので容器での提供になりますが、もし器があればガンボスープとライスを一つに盛り付けて食べてくださいとのこと。
スープとライスを別々にすることで、持ち歩いている間にシャバシャバになってしまったりライスが柔らかくなりすぎるのを防ぎます。
付け合わせが混ざってしまう心配もありません。
チキンは表面がカリッと香ばしいまま!
丁寧に下処理されているので歯切れが良く、鶏肉らしい弾力から凝縮された味がじゅわっと広がります。
ベイクドビーンズやキャロットラペは自家製で、箸休めに食べても、後から混ぜで味を変えながら食べるのも最高です。

私が選んだケイジャンスタイル&ケイジャンチキンの「ガンボライス」。
ガンボスープは見た目以上にかなーり具材が入ってます。
いやちょっとびっくりするくらい具沢山。
玉ねぎ、ピーマン、セロリ、にんにく、豚のソーセージ、そしてひとすくいごとにスプーンに乗ってくるたっぷりのオクラ。
小麦粉も加えていますがとろみがとても自然で喉越し最高!
調味料が少ないので野菜の甘みと肉の出汁が活き、飲み込んだ時のグッとくる旨味にハマります。
辛味はないですが、しっかりとスパイスの折り重なる香りを感じる深い味わい。
あ〜あ〜止まらない、スプーンが止まらないよ〜〜〜!
うっかりするとこのままスープだけ飲み切ってしまいそうですが、ライスにかけることをお忘れなく!
もう一つの欠かせない相棒、カルローズ米

最近たびたび耳にすることがある「カルローズ米」ですが、食べ慣れていないこともありなかなか手を出せない方もいるかもしれません。
「カルローズ米」は主にカリフォルニア州で生産されている中粒種のお米。
粘りが少なくパラっとしているため、チャーハンやリゾットなどにも使われることがあります。
日本米とタイ米の間のような食感でクセがないので、スープやカレーをかけて食べる料理と相性抜群!
「ホーミーズ」ではやや固めに炊かれていてスープを吸ってちょうどいい柔らかさに。

暑い日も寒い日もさらっと食べられ栄養満点。
これは毎日食べたくなります…
忙しいオフィスワーカーさんも手軽に健康的な食事ができるので、ビジネス街への出店は嬉しいですね!
次回はシチューのように濃厚というクレオールスタイルで食べてみたいと思います♪
くり返しにはなりますが、
「ガンボ」はスープにライスを入れるのではなく、スープをライスにかける、というのがポイント!
でもオフィスや外で食べるのに盛り付けるお皿なんてないよ…というそこのあなた。
安心してください。

始めた当時はコロナ禍で、そうした中でも長年携わってきた飲食の仕事を続けたいとキッチンカーの開業を考えていたところ出会ったのが「ガンボ」だったそう。
おいしさだけでなく「ガンボ」に秘められた歴史、奥深さを知るうちにどんどん惹かれ、この魅力を日本にも広めたいと看板料理に。
まだあまり「ガンボ」を扱うキッチンカーが無い新鮮さも決め手だったとか。
都内のガンボを扱う店を巡り、さまざまなレシピを試して研究。
本場の味をベースにしながらも、自分が提供したい「ガンボ」を追い求めました。
まだまだ日本での認知度は低いですが、日本各地に赴けるキッチンカーを最大限に活用し、多くの人に届けていきたいとのこと。
現在は都内を中心に出店されていますが、各地さまざまな出店先・ケータリングのご依頼を受付中です!
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https://homiesfoodservice.com/
みなさまもぜひ「ガンボ」を味わってみてくださいね!
【HOMIES food service(ホーミーズフードサービス)】
出店スケジュールはInstagramのカレンダーをご確認ください。
https://www.instagram.com/homies.fs/
※2025年8月時点の情報です